コンカフェキャストにしっかり貢いでTOになったけど喧嘩別れした惨めな女の話 1
わたしはオタクである。
物心ついたころにはもう立派にオタクであった。
ジャニーズ、若手俳優、接触アイドル(この表現が正しいのかわからないけど地下アイドルよりは地上にいるけど実質特典会がメインであるようなアイドルだったので、、)を主として色々とオタクをしてきた。
ツアーなり舞台なりイベントなりと現場があれば日本各地を奔走していた。
現場でお金を使うことこそ正義!と思ってオタ活をしていた。
だが私はこのようにして人に貢ぐことへの快感を手に入れたことで、必然的に根っからの尽くす女になった。
尽くすことへはアイドルや俳優だけに収まらず、彼氏ができれば彼氏のオタクになった。
好きで好きで尽くしまくった結果、重いと言われて振られるのが毎度のオチだった。
あるとき、彼氏とも別れなんとなくアイドル熱も冷めてしまっていてなんの趣味もないまま適当に生きていた。ちなみに彼氏と別れてすぐに社会勉強と称してホストにも行ってみたがあまりハマらなかった。ホスト自体が悪いとか担当に決めた人が悪いわけではなく、ホストはたくさんいるし相性があるなあと初心者ながらに思った。
そんなときに私と同じようなタイプの友達からこんなのあるよと、とあるTwitterを見せられた。
それがこれからわたしが地の底までハマるメンズコンカフェなのである。
コンカフェとはコンセプトカフェの略でコンセプトに沿った格好やキャラをした店員さんが接客をしてくれるカフェである。
1番わかりやすいものがメイドカフェだ。
最近は私の主観ではあるが、コンカフェ戦国時代と思えるくらい様々なコンカフェが乱立している。
正直私はずっとアイドルがメインで好きだったのでコンカフェには疎くて何それ?となっていたが言われるがまま、そのメンズコンカフェのTwitterを見た。
正直ホストでのいい思いがなかったためこの時点ではまったく乗り気ではなかった。
行く気ないよ〜とかなんとか言いながら、Twitterのメディア欄をスクロールしていくと、ひとりの男の子が目に止まった。
なぜなら死ぬほどタイプだったからである。
即座にその子の個人Twitterに飛び、メディア欄を食い入るようにみた。
顔がいい。
それに尽きた。
え〜行く気ない〜とかほざいてた自分はどこに行った。
行きたい!なんなら今すぐ行こう!と言って友達に笑われたのはいうまでもない。
その子の個人Twitterのbio欄に、DMしてね!的なことが書いてあったので、使っていなかったアカウントから「今から行っていいですか?」となかなか不審極まりないDMを送ったら数十分立ってから「もちろん!」と帰ってきた。
アカウントに書いてあった住所を頼りに、さっき知ったばかりのメンズコンカフェに出陣するのであった。
まずはこのへんで。
ぼちぼち更新していきます。